ペスカについての雑学

ペスカについての雑学


 ペスカとは、イタリア語で「 桃 」のことを言います。
 この答えでは、イタリア語の試験であれば×でしょうね(笑)

 イタリア語で 「 pesca 」 とは、同じ綴りの単語でも実は、「 桃 」という意味と別に、「 魚釣り 」という意味などを持っています。

 イタリア料理に、魚介類とトマトソースのスパゲッティに「 ペスカトーレ(Spaghetti alla pescatora) 」というのがあり、日本でも親しまれている料理なので、どちらかと言えば日本人には魚釣りの方がピーンとくるかもしれません。

 イタリアでは、桃を表すのにペスカは馴染みが深く、お酒でペスカとついたら桃の味のリキュール類等ですし、ノンアルコールの飲み物で「 テ・アラ・ペスカ(Te alla pesca) 」という「 桃の紅茶 」などはごくオーソドックスな飲み物でイタリアでは、よく飲まれているそうです。

 ほんとうに「 魚釣り 」も「 桃 」も同じ「 pesca 」とは?  ややこしくてしかたがないけどイタリアの人たちは間違えないのかなぁ〜〜
 ありました、ありました、イタリアではちゃんと使い分けできているようです。
 某外語教室の説明では、pesca(桃)、pesca(魚釣り)はどちらも「 ペスカ 」と発音しますが、「 魚釣り 」は単語の「 ペ 」の方が口を大きく開いた強い発音となります。と説明していました。
 要するに日本人が苦手とする・・・アクセントの置き方が違うようです。

 ちなみに、イタリアの桃・ペスカには、いろんな色や大きさがあって、名前も「 ○○○○pesca 」と様々ですが、そのなかでもお勧めは(詳しい方の話しによると!)、日本の桃より一回りほど小さく、日本の桃のようにちゃんと 産毛?? があるものが美味しいらしく、その果肉は見た目は「 黄桃 」のようですが、味は日本の「 白桃 」のような甘さだとのことです。

 いづれにしても、当施設名の Pesca は、愛犬の名前の「もも」から命名したもので、 の意味ですから、お間違いなく・・・(笑)