DogCafe

安全安心なウッドデッキでひと休み


 ウッドデッキは風雨に晒されるなど過酷な使用環境のため、国内産の木材で作られたデッキは短期間で虫に食われたり、腐ったりして数年もたてばボロボロになって大変危険です。
 ましてや、お客様が頻繁に出入りする場所では万が一があってはなりません。
 そこで、虫に食われず腐らない木材がないのかと懸命に探したところ、ありましたありましたピッタリの材料が。。。

 海外で古くなった港湾設備の改築が行われ、その際、湾港の防舷緩衝材として使用されていましたが、この木材を固定するために使用されていた鋼鉄製のボルト・ナットは海水のため、永年の間に腐食してすべて使用できなくなっていたにもかかわらず、この木材の芯はしっかりしており、そのまま再使用に耐えられることがわかり、改めてその耐久性が再評価されたという情報を得ました。

 少しだけウンチクを披露しますと、
 この木材は、以前は現地政府の保護下で輸出が制限されてきましたが、1996年7月 ISA(木材輸出管理機関)会議により解禁となり、日本への輸出も許可されましたが、まだ日も浅いことから、日本ではまだまだ馴染みの少ない木材となっています。
 しかし、ヨーロッパでは、水中でも100年の耐久力がある木として、そのずば抜けた耐久性から広く港湾設備、桟橋等に長く使われてきました。
 最近になって、日本でも ディズニーシー、横浜ベイサイドマリーナ、新中川浮桟橋(東京)等の有名な構築物 に使われるようになってきました。

特徴としては、
・耐水性に優れている。(海水、雨水、土中に直接埋め込みでも耐えうる)
・防腐性に優れている。
・防虫性に優れている。(特にシロアリ、フナクイムシ)
・色合いが揃っていて光沢があり、仕上がりが非常に美しい。
・世界の木材の中で最硬最強である。
・木でありながら、水に沈むほど比重が高く、木目が密で重い。


 しかし、国産材に比べとても高価で、とても硬い木のため加工も難しい木材との情報を得て、かなり迷ったのですが、ウッドデッキを使っていただくお客様の安全安心のため、思い切って採用することにしました。

 そして、東京の木場の木材業者、大阪の河内長野の木材業者の2業者に分割発注して必要量を確保しました。

 理想が叶い、とても嬉しいです。  そして次は愛犬家の皆様が、このウッドデッキのオープンテラスで楽しく談笑されたり、ゆったりとくつろいでみえる姿を拝見できることを心待ちにしています。。。